コードレスアイロン NI-SL40 スーパーキャパシタ交換
以前使用していたアイロンを再度使う事となり引っ張り出してきたのですが
少々不具合があります。懐かしいNational製!
かなり古いスチームアイロンなのですが置台から取り出すと温度設定が初期に戻り
LED表示も消えてしまいます。戻すと点灯しますが毎回設定ボタンで温度設定を
切り替える必要があります。
以前は設定が消えなかったのですが中のバッテリーが切れてしまったようです。
コードレスアイロンの熱はバッテリーで保持してるのかと思ったら蓄熱式で
放っておくと温度は下がってしまうのですね。知りませんでした。
確かにあの熱量をバッテリーなんぞで保温できるはずはありませんよね。
設定の記憶はボタン電池でも入っているのかと思い、分解してみました。
取っ手の後ろにネジを外します。
シールを外すとネジがあります。
基板をズラすとネジがもう1つネジが見えるので外します。
基板とご対面。
右側の大きな丸い部品がボタン電池ではなくキャパシタのようです。これが劣化しているみたい。
容量を測ってみたかったのですがこの計測器の測定範囲は0.02Fまでで
この表示は測定不能なのかも。付いているキャパシタは0.1F。
隣の電解コンデンサは測れました。これ基板にはんだ付けされた状態でも測れます。
で、amazonでスーパーキャパシタを購入。
この新品もESR70では計測できませんでした。やはり測定範囲外みたい。
新旧比較。
容量を上げようと思ったのですが納期がかなり違ったので同じ容量です。
極性に注意して交換しました。
あとは元に戻して終了です。
電源を入れてコンセントを抜いてみました。
今まではLEDがすぐに消えたのですが1分ぐらいは点灯するようになりました。
置台から放しても同様です。
スーパーキャパシタは寿命が長いようですが25年以上も経過するとダメなんでしょうね。
ヒータがいつまで持つかわかりませんがもうしばらくは使えそうです。
今回スーパーキャパシタ2個セットで購入。電解コンデンサも念のため購入しましたが
使いませんでした。こうして余分な電子部品が溜まっていきます。